相場観

相場観について

 

値ごろ感を持ってはいけない。

価格はその時々に付けたものであって、それが下げすぎとか上げすぎとか、それ自体が相対的なもの。すなわち根拠のないものである。

 

 

「適切な基本哲学を持っていれば、事態が変わることは結局利益になる。最悪でも、長い目で見れば生き残れるだろう。しかし、適切な基本哲学を持っていなければ、そのうち変化に殺されるので成功しない。私は、自分が予測なんてできないと分かっていた。だからトレンドについていくことにしたし、だからこそ大成功し続けているのだ。私たちはただトレンドについていく。そのトレンドが初めのうちどれほどバカげて見えても、またどれほど続いても、あるいは終わりがどれほど筋が通らないように見えても、私たちはトレンドについていく」(ジョン・ヘンリー)

 

だそうだ。

 

人間が普通に相場をやれば、心理学でいう「プロスペクト理論」によって、利益は小さく、損失は大きくなる。損失を我慢していると、相場が追い込んでくる。理路整然と損をして、理路整然と儲ける。それが相場に対する「規律」や「ルール」である。

 チューダーファンドのポール・チューダーは、「私は3秒前におかした失敗はまったく気にしない。私が気にするのは次の瞬間から何をしていくかという事だけだ」と述べている。相場の先行きと自分のポジションの損益など何の関係もないということである。

 

トルコリラ相場

 トルコの大手民間企業と金融機関、政府が発行する外貨建て債合わせて160億ドル(約1兆7,800億円)相当が来年末までに満期を迎える。

 ドルが必要である。しかし、ドルは引き締め過程に入る。ドルが調達できなければドル返済の総コストが上がる。

 

 

<相場格言> 

Sell in May and go away. but remember come back in September

5月に売ってどっかいっとけ。9月には戻ってくること忘れるな。